住宅ローンについて
返済方法の選択
住宅ローン返済方法は、元利均等返済と元金均等返済があります。
(1) 元利均等返済
毎月の返済額が一定になる(総返済額は元金均等返済と比べて多くなります。)
(2) 元金均等返済
毎月の返済額が減少していく(元利均等返済と比べて当初の返済額は多くなりますが、総返済額は少なくなります)


1.繰り上げ返済
まとまった金額を一気に返済して元金を減らすことで、支払利息を減らすことができます。
早い時期に行うほど高い効果が得られますが、手数料がかかる場合もありますので借入時に確認しておきましょう。
期間短縮型
毎月の返済額を変えずに返済期間を短くする方法
短い期間で返済する分だけ支払利息が減り、繰り上げ返済による大きな効果があります。
毎月の返済にやや余裕があり、早く返済を終わらせたい方にオススメ。
返済額軽減型
返済期間を変えずに毎月の返済額を減らす方法
期間短縮型ほどの大きな効果は得られませんが、収入や生活費が変動し、毎月の返済額を減らしたい方はこちらを選択。
2.借り換え
ローン借り換えの効果を得るには、一般的に借り換え前後の金利差1%以上、返済残期間10年以上、借入残高1,000万円以上と言われています。ただし、借り換えに伴ってローン諸費用が改めてかかりますので、諸費用まで含めて借り換えの効果をシミュレーションしましょう。
■ 固定金利
金利が全期間を通じて完全に固定されたタイプ
全期間を通じて同じ金利のタイプのものと、11年目から金利が変わる2段階のものがある。
メリット:借入時に毎月の返済額が分かるので、計画的な返済を行うことができる
デメリット:高金利時に借りると結果的に総返済額が高くなることもある
■ 固定金利期間選択型
一定の年数に限り金利が固定されるタイプ
メリット:一定期間の返済額だけ確定できる。
デメリット:固定期間終了後の返済額が不確定、将来の返済計画がやや立てづらい
■ 変動金利型
半年毎に、短期プライムレートの変動に応じて金利が変動するタイプ
メリット:高金利時に借りると将来の金利の低下に合わせて返済額が下がる
デメリット:将来の返済額が予想できず、金利上昇期には返済額が増えていく